『1旅行で4か国!』トランジット旅行のすすめ
時間はあるが金がない学生たちへおすすめの旅
LCCで格安旅行..!の波が本流になって来た最近ですが、航空券買う時に少し気になるのが乗り換えの経由地じゃないですか?
韓国/インチョンで7時間.....
台湾/タイペイで4時間...
香港で...タイで....などなどよくあることです。
値段に気を取られてチケット買ったものの、乗り換えのために5,6時間空港で待機なんてたまにありますよね。ついつい普段読まない自己啓発本なんか手に取ってみたり。
なかなか時間潰すのって骨が折れるんですよね。
僕も今回アメリカへ旅行に行って来たのですが、航空券を選ぶとき、安いチケットはどこも乗り換えが必要でした。(無論お金があるなら直行便でブーン♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)のほうが圧倒的に楽ですが。)
北京で5時間トランジット...。
こっちは7時間...7,5時間......。
うーん....。マカオで6時間かあ..。
と1人パソコンの前で膝を抱えていると、
北京(乗り換え)14時間 の文字が。
........( ̄^ ̄)14....?
.......( ͡° ͜ʖ ͡°)!!!これはこれでアリなんじゃ...?
逆に、14時間なら外でて観光できる?
北京って他の国を抑えてでも行きたい場所ではないのですが、行けるなら行きたい場所ではあるんです。 乗り換えの間14時間だけ観光できれば十分おなかいっぱい。
これを逃さぬ手はないです。
そして迷うことなくチケット購入。
ということでロサンゼルスへ向かう途中、朝6時から夜9時までの15時間観光に行ってまいりました。
経由地①:中国 / 北京
朝8時に天安門駅に到着。通勤ラッシュの北京地下鉄はなかなかしんどかった。知らないおっちゃんに中国語でずっと話しかけられてきつかったし。
道がほんとうに広い。中国という国の大きさを感じる。
天安門広場着。ただ広くて殺風景な広場。ここであんな事件があったなんて。と歴史に浸る。
毛さんの肖像画が猛々しいです。
突然出て来た軍服の人たちにビビってカメラを思わず落とす僕。
広場の外にでると、街はなんだか寂しげな雰囲気広がってた。
おっちゃんからソーセージ的なものを買う。
目抜き通り王府井でランチ&ウィンドーショッピング。 土地が広いからなのか、人がいても土地が閑散として見える。
出店街で食べ歩き。 活きサソリとか昆虫系も売ってた。(食べる勇気はない)
こんな感じの半日を送り、LAへ向かうのでありました。
聞くところによると、半日で北京から万里の長城へ行けるそうです。飛行機乗り遅れたら怖いので行きませんでしたが。
思っていたより魅力たっぷりだった北京。
たった一日でも有名なところは見れた気がする。
帰り道でももちろん乗り換え
行きがあれば帰りもあります。
帰りの航空券も取らねばなりません。
しかしまあ、ニューヨーク➡シドニー(直行便)のなんと高いこと。
どれもこれも80000円オーバーばかり。Ugh
うーん。どうしよ。もうちょっと安いのは?
ニューヨーク ➡ タイ / バンコク(4h)➡ シドニー:60000円。
お、いいじゃん。これよこれ。
でもせっかくならタイに何日か泊まりたいよなあ。(ちなみに僕はタイLOVEなんです。)
じゃあ、一回タイ行きのチケット買って、そこからもう一枚シドニー行きを買えばいいんじゃ?
キーボードを、カタカタカタカタ。
ニューヨーク ➡︎ 経由:ロシア / モスクワ(14h) ➡︎ タイ:35000円。
タイ ➡ シドニー:30000円。計65000円。
( ͡° ͜ʖ ͡°).......なんと!!!!!!!
ろろろロシアなんて全く行こうとも思ったことのない国でしたが、しかし、ここには1日だけ行けるチャンスが...!
しかも、合計して直行便よりも安い!!!
このチャンスは逃さぬ!
ということでまたも即座に購入!!迷いはありませんでした。
おそロシアと呼ばれる国はどれほどおそロシアなのかこの目で見てみましょう。
いざ、朝8時から夜10時までのモスクワ観光へ。
経由地②:ロシア / モスクワ
ロシアの映像が流れるたびにでてくる、この教会へ。
おとぎ話からそのままでてきたような感じ。
レーニンさんが眠っている赤の広場。風が吹くと動けなくなるほど寒かった。
基本パステルの街並みや、
やはりパステルな街並み。
街中に突如現れる真っ白い教会や、
地下鉄の近くで暖をとる鳩たち。
いやいや、ビューチフルなんですよロシア。
もっと殺風景な街並みを想像してましたんですが、街全体は色も雰囲気も明るかったです。ただ、本当に土地が広く道路も幅があるので、どうしても閑散としているように見えちゃうんですよね。
しかし顔を上げられないほどの寒さと強烈な時差ボケでノックアウト。そうそうに空港へ戻ってNetflix観てました。
経由地③:タイ / バンコク
そしてタイで夕日を鑑賞。
ロシアとの気温差が30℃以上でずっとへばってました。
タイについては次の記事で書きます。
そして長旅は終了です。
もう一度言っておきたいのですが、今回紹介した3つの国はメインではないのです。
ただのトランジットで3か国街歩きなんて贅沢でしかないです。
しかも直行便よりも安い航空券を買ってここまで出来てしまうんだから、こんなのお得でしかないでしょう。(まあ滞在費や食費やなんやで結局お金はかかるんですけどね笑)
このトランジット旅行の楽しさは『あえて旅行で行く国ではない』という国にふらりと立ち寄れる身軽さです。半日であればホテルのことを考えなくてもいいので、いろいろ調べる必要もなし!
「あー本場のボルシチ食いたいわ。ちょっとロシア寄ってこ。」の感覚でいいくらいです。
しかも、ちょっと立ち寄ると意外と興味惹かれることが沢山あって、「今度はちゃんと行きたい。」って思うようになります。
おかけで北京もモスクワもいままで自分の思ってたイメージがガラッと変わり、もう一度行きたいと思うようになりました。
トランジット旅行。想像以上におもしろいです。
次の海外旅行では、あえて10時間以上の乗り換え時間を作ってみては?
ここに行く途中に、どこに行こうかななんて考えるのも楽しいもんです。
日本人による日本嫌い「日本人って~。」
日本人あふれるシドニーで。
海外留学、ワーキングホリデーが学生の間でも社会人の間でも浸透してきつつある日本。
「海外で暮らしてみたい!」そんな思いで新しい世界に飛び込む人も、
「旅行でいいから外の文化に触れたい。」と海外旅行にいそしむ人も大勢います。
最近『外へ』志向の日本人が増えてきましたよね。
僕がいま暮らしているオーストラリアも2017年からワーホリの年齢上限が35歳に引き上げられるそうで、これを機にますます多くの日本人が新しい環境に飛び込んで行くのでしょう。
首都シドニーには日本人を含め非常に(本当に)多くのアジア人が暮らしていて、中心地 の" シティー " と呼ばれるエリアともなると、白人系よりもアジア系の人の方が断然にに多いです。 街を歩いているとまるでアジアのどこかに来たかのような錯覚に陥ります。どこからか日本語が聞こえてくる...。なんてのも普通のこと。
日本人って~だよね。
「いや~日本人ってシャイだよな。」
「日本人って集団でしか行動できないよね。」
「てかまじ敬語とかいらなくない?英語にないじゃん。」
何度も何度も何度も何度もこの手の話で暇つぶしをしています。
しかも必ずしも間違っているわけではないんですよね。納得できちゃうのが悔しいんです。
『欧米スタンダード』に侵された僕たち。
そこでまず初めに思ったのが、僕たちが「日本人って~。」って言うまさにその瞬間、その文脈は、日本人と何を比べているんだろう。ということでした。
答えは一瞬、まあ欧米系(白人系)ですよね。
じゃあ、なんで比べるんだろう?
そんなのは全然関係なし。理由はシンプルに、欧米系の人がルックスがいいから。彼らの文化に憧れているから。な気がします。
UNIQLOの広告を見るたびになんだか不公平な気持ちがするもんです。
この、欧米人への憧れが日本人による日本人ディスりを生み出している、といってもあながち間違ってはいない気がします。僕もあんなおしゃれな街であんな美人とコーヒーをしばきたい。と思ってしまうのです。
でもここまではちょっと考えたら
コリアンズ イン シドニー。
でも結局、この欧米人に対する劣等感(コンプレックス)ってアジア人みんな持っているもんなんだろうな~。と思っていたとき、ある二人組のコリアン男児が目に留まりました。
9分丈のスラックス...ハイテク系スニーカー...ゆるいビックT...前髪をおろしたコリアンカット....
間違いなく韓国で出会う韓国人がそこを歩いていました。
日本人はかなりこっちのスタイルに憧れてファッションが変わるのに...
そこでさっそくクラスメイトにインタビューです。WHY?
「僕らも憧れはあるよ。こっちに来て筋トレ始めるやつもいるしね。でも今Kpopとかのおかげで韓国の文化やらファッションやらって結構海外輸出されてるし人気じゃん?え、人気っしょ?コリアンファッション。てか気にしないよ。僕の韓国人の友達もみんなこうだし。」
何気ない回答ですが、個人的にはこれだよ、これ。って感じでした。この自信というか、図太さというか...強いアイデンティへの意識の欠如が日本人のあの劣等感を支えている気がした瞬間でした。
一度気づくと視界が広がるものです。韓国人、中国人、インド人、ブラジル人..それぞれオーストラリアの生活に浸透しながらも各々のスタイルをもち、プライドを失うことなく暮らしています。彼らは彼らなりの美徳をしっかりもっているように見えます。
悪いとか良いとかで語るのではなく。
私たちの美徳ってなんだろう...。答えは意外と身近にあったり...。
「日本人はマジで自分の意見を言わないよね。」
例えば、これなんか、周りとの関係を大事にする文化で生きてきた日本人の強みともいえると思うんです。 「空気を読む」という概念それ自体の存在が日本文化の最たるもののうちの一つです。
「日本人の接客は丁寧すぎてロボットみたい。」
もちろん僕はここで、日本が完璧だと言っているのではないです。
日本人としてのプライドをキープして、アイデンティティ土壌を深めつつ、外の世界からいいところを吸収していくのがベストです。そこにはgoodかbadの二つに1つで判断できるものはないのです。
てか、そもそもずっと自虐してたら疲れちゃいますよ。
「最低賃金なんかもらってないよ。」シドニーワーホリの現実
僕は現在オーストラリアはシドニーで1年間ワーキングホリデー生活をしています。
オペラハウス、ハーバーブリッジなど日本でもよく知られている観光地を有し、イギリス調の建物が軒を連ねる、土地も経済も人柄も豊かな国であります。
多民族多文化国家が売りのこの国では。街を見渡せばあらゆる顔が一度に目に入ってきます。アジア系、インド系、アラブ系、白人系、アボリジニ...。アメリカとカナダに並ぶ「人種のるつぼ」としても有名です。それによって日本ではワーキングホリデーの目的地としてかなり人気が高い。
ワーホリといえばWorkということで、今回はここオーストラリアの仕事についてお話します。
最低賃金がなんと17.7ドル!(約1400円)
低賃金の高さが世界一(17.7AUD)で有名なこの国。最低賃金でこの高さなので、レストランウェイターやアイスクリーム屋では時給20ドル越えなんて本当にザラ。
さらに、週末になると土曜日は時給×1.25、日曜は時給×1.5にもなり、祝日にもなるとダブルペイ、トリプルペイと時給が跳ね上がります。年末に時給45ドルで働いた、なんて話もよく聞きます。
一昔前までは賃金も物価も低かったらしいのですが、積極的な移民の受け入れとそれに伴う経済発展でここまでになったそう。
こんなに好待遇なんて、つい日本でバイトするのが嫌になるくらいです。
そんならオーストラリア行って金稼いでくるわ。なんて考える人、いるでしょう。
しかしそううまくいかないのが現実。今回お伝えしたいのはそのお話です。
"ジャパレス"のもつ意味
実は、この高給な賃金が適用されるのはいわゆる"ローカルジョブ"と呼ばれる、法律に則った店舗や職場に対してのみ。あたりまえといえばあたりまえの話ですよね。
オーストラリアに来た日本人はみんなこの"正規"の仕事を目指していくのですが、残念ながらローカルで雇ってもらうためにはいくつもの障害があるのです。
最も大きな障害は英語力でしょう。もちろんどんな職種にせよ、現地で仕事をするためには顧客とも職場のスタッフとも円滑にコミュニケーションが取れるレベルの英語力が必須となってきます。
さらには、経験。オーストラリアと言えばコーヒー屋ですが、バリスタとして雇ってもらうためには最低2年以上の経験が求められる場合がほとんど。さらに飲食の経験、接客業に携わったことがあるか、などなど。ワーホリ利用者は法律上6か月間しか同じお店で働けないため、雇う側も即戦力を求める傾向にあります。
たとえ十分な経験をもっていたとしても英語力が不十分であれば落とされる、たとえ英語がペラペラであろうと、経験がなければ取ってもらえない。なかなかシビアな世界です。なかには運良くすんなり働けちゃう人もいますが...。
"ローカル"で働くことを夢見て、しかしそれがかなわない日本人は数えきれないほど多いです。
そんな人たちの受け皿となっているのが日本食レストラン、通称"ジャパレス"。
もちろんオーナー、スタッフ共に日本人で構成されているので(時にはアジア人MIX)、日本語オッケー。従業員の入れ替わりも多く、比較的簡単に採用されます。
日本でバイトしているのとほとんど同じ感覚で働くことができ、しかもキッチンハンドであればお客さんと話す必要もないので、完全に日本語だけでお金が稼げる場合もあります。英語に自信のない人にとっては居心地の良い環境でしょう。
しかし、問題なのは給料面。僕の知る限り、シドニーにあるジャパレスの9割以上が法律の外で従業員を雇い、最低賃金を下回った給料を渡しています(、といってもこちらでは特に話題にする必要もないくらい普通のことなのですが、)。俗にいうCash in hand/Under the tableというやつです。
ほとんどが13,14ドルで、15貰えたらかなりいいほうです。しかもこれは法律の外のお話なので土日、祝日の給料upなんてものは存在しません。
聞いた話だと12ドル以下なんてものもあるそうです。
時給13オーストラリアドルで日本食のキッチンハンドなんかで働いていたら、本当に日本で生活しているのと何一つ変わらない状況なのです。
しかし、こういう環境で働く日本人は非常に多い、というのがここの現実です。みんな頭の中ではわかっていながらも、英語力やその他の障害でローカルの職を得られず、泣く泣く生活費を稼ぐためにジャパレスに身を寄せるケースがほとんどです。
このケースはもはや一般化されすぎていて、あらためて語る必要もないくらい普通の話になってしまっています。
「いまどこで働いてんのー?」
「ジャパレスだよ。」
「あー。時給いくら?13?」
みたいに、ジャパレス = イリーガルの最低賃金以下という暗黙の理解があります。
ジャパレス > コリアン > チャイニーズ
しかし、ジャパレスはまだイリーガル界でも景気の良い方らしく、コリアン、チャイニーズレストランではもっと過酷な現実だそうです。
店舗によって賃金は違うでしょうし一概には言えないのですが、僕の聞いた話だとコリアン系は時給12.13が相場くらい、チャイニーズ系にもなると時給が10ドルを下回る場合もあるそうな。.....これはえぐい。
そんな理由から、ジャパレスで日本人従業員とともに韓国人や中国人が働いていることがよくあります。彼らは従業員と話すために日本語を学び、お客さんとは英語を話しています。
二重に大変じゃん。とも思いますが、ジャパレスのほうがローカルに採用されるより楽というのはここでも同じようで、日本人と混ざりながら少しでも良い給料に集まってきます。オーナーと社員だけが日本人で、あとのスタッフは全員韓国人というお店もあります。
アジア系のレストランではどうやら日本が一強らしいのですが、それはイタリアン、フレンチレストランに目を移したときに比べ物にならなくなります。
イタリアン、フレンチ ≧ ローカル
イタリアン、フレンチレストランの場合、時給はローカル並もしくはそれを優に超えます。時給は常に25前後。友達は1時間30ドルをもらいで働いています。
何がこの差を作り出しているのでしょうか。イタリアン、フレンチという名前のブランド力でしょうか。西欧諸国の伝統的な力の強さでしょうか。理由は分かりません。
イタリア人の友人は英語があまり得意ではなのですが、イタリアンレストランのピザ焼きとして破格な時給を稼いでいます。
タイ料理、インド料理、他のアジア料理を含めても時給が$20を超える場所は殆どないというのに、ヨーロッパ系(他にもギリシャやスペインなど)は悠々とローカルレストランのそれのさらに上。おもわず、「不公平じゃん...。」と漏らしたくなりますよね。
アジア人は英語力と運がないと良い仕事にありつけないのに対し、ヨーロッパ系は自分の国のレストランで働けばローカル以上の給料をもらえる...。
すこし悲しい現実です。