まるでヒトの缶詰...?香港九龍地区をのぞき見してきました。
こんにちは~。そろそろ夏休みも終わりそうな九月中旬ですね。休学生は友達がいないので学校が始まるのをまだかまだかと待ち望んでいる私であります。
二度目の大学三年の夏休みは、就活を頭にちらつかせながらも、香港とシンガポールへ行ってまいりました。どちらも中華圏でしたが、ところ変われば景色もすべて変わっていて、なかなか面白い比較ができましたよ~。
今回はこの夏最初に足を踏み入れた、香港について書いていきます。
香港といえば.....?「100万ドルの夜景」でしょう!
まさに見出しの通りなのですが、香港と言えば、「100万ドルの夜景」ですよね。元イギリス植民地の名残をしっかりと残すヴィクトリアハーバーの水面に映える超高層の摩天楼群....。
上海の外灘にも似た美しい夜景を見てると、思わず嗚呼恋人なんかがいればなあ、なんて思ってしまう訳ですが。
香港のメインランド「香港島」の開発は非常に進んでいて、広東語の複雑な繁体字がちりばめられた看板を見なければ、まるで東京都心のどこかにいるような感覚になります。
まさにアジアの中心との何にふさわしい美しい街並みを持つこの国は、どこか中国本土とは違ったイメージを喚起させますね。
所変わって....九龍地区。
私が今回滞在したホテルは、メインランドから30分ほど離れた九龍地区というところ。香港島とは場所も雰囲気も変わり、庶民の住むところ、といったエリアでした。
随分雰囲気変わりましたね。メインアイランドの写真も少ないので比較できにくいと思いますが、雑多感が増えたな、と感じてもらえたら大丈夫です。(なにが大丈夫なんだか。)
しかし、もっと注目してほしいのは、写真中央から上にかけてのアパートの窓たちです。空が見えるのは真ん中のちょっとした間だけ。細い通りに沿って上下に窓がてんてんてんてん...と並べられているのが見えるはずです。
香港には本当に一軒家を見ません。空間があれば高層マンションが立ち並び、それが延々と道に沿って伸びています。しかもほとんどのマンション群は同じ色、形、高さといった画一的な外観なので、どこか無機質なコンクリートの塊、という感じがしてしまうんですよね。
まるで世紀末映画にでもでてきそうな感じ....。
満島ひかりさんの歌ラビリンスのMVでも香港のこういう風景は登場しています。
綺麗ですわあ。
缶詰タウンが作られるワケ
なんでも、グーグルさんに聞いた所、香港における可住面積(山や川などを考えず、人が住める平地の面積)あたりの人口密度は世界一位であるらしいんですね。日本やバングラデシュよりももっと土地が少ないようなのです。
だから、一軒家なんか立てずに、土地があれば上に上にっていう意識が強いんでしょうね。ちなみに、香港島二枚目の写真に映っているバスなんかも二階建てですよね。これも香港という国の、空間を無駄にしない意識から来ているものなんだろいうなあ、と勝手に解釈しています。
盗撮っちゃあ盗撮なんですが、窓からのぞいた部屋です。窓枠に掛けられた洗濯物...ガラス越しにみっしり詰められた家具や小物類...いかに小さい空間にモノやヒトが詰め込まれているのかがわかります。
部屋の中の写真は上記のサイトで見ることができます。
メインランドの洗練された街並み拡がる香港も素敵ですが、生活感溢れるカオスな九龍地区もよいコントラストになり、非常に刺激的でした。
沢木幸太郎の深夜特急にも登場した九龍地区、すこし香港のイメージが変わるような景色もぜひのぞいてみてはいかがでしょうか?
僕的せかいの美しい星空4選
先日星空世界遺産のテカポ村へ行ったこともあり、星空撮影の意欲が高まった所で、これまで17か国を旅してきた僕が思わず息を飲んだ星空をご紹介したいと思います。(自惚れの塊)
ちなみに前回記事はこちら↓
結局星空なんてのは灯りがなければ東京でも見れるワケで、オーロラみたいに特別素晴らしい現象ではないのですが、こんな所もあるんだ程度の気持ちでご覧ください。
①サンペドロ・デ・アタカマ/チリ
言わずと知れた南米チリの星空スポット。世界一星空が綺麗に見えるというアタカマ砂漠とほど近い都市から臨む星空。
海抜5000m、さらに年間の降水量も少なく、平地が続くこの砂漠はまさに宇宙望遠鏡を設置するのにピッタリの場所。
ただ高山病にかかりやすい人には少々きつい場所です。僕は2回キラキラしました。
②アリススプリングス/オーストラリア
地球のへそウルルで見た星も格別でございました。オーストラリアのど真ん中、アボリジニの聖地で見るそれは、綺麗さも勿論、彼ら原住民への思いも馳せる非常にスピリチュアルな体験でした。
肝心の写真ですが、技術不足の為不甲斐ない出来上がりになってしまいました。
オリオン座が右に輝いているのが分かりますでしょうか?
③ヨセミテ国立公園/アメリカ
カリフォルニアに広がる国立公園のなかからです。無限に広がる自然も凄かったですが、木立の隙間から覗く星空もあっぱれでした。
ただ冬場のテント泊は死ぬほど寒いのでしっかり防寒具を持ち込むことをお勧めします。僕が訪れた時は3月でしたが、涙ちょちょ切れるくらい凍えました。
④テカポ/ニュージーランド
前回の記事でも書きましたが、ニュージーランドの「星の降る村」テカポからの一枚です。
月の灯りさえ眩しいと思うくらいの夜空には何億光年離れた星さえくっきりと輝いていました。地平線までぎっしり並べられた星は見ていて飽きない。
4選とか言いましたが、実際この四ヶ所しか行ったことないだけです。まだまだ知らない場所も多いので、オススメがあれば是非教えてくださいまし!
ニュージーランド『星の降る村』へ。
地平線、山の裾まで拡がる星空......。
360°のパノラマで臨む頭上の星空はまるで降ってくるように感じられるほど...。
そう、行ってきました!ニュージーランドのテカポ村。
最近ドキュメンタリーやなんやで有名になってきている、世界初の"星空世界遺産"を目指すニュージーランドの南島にある小さな小さな村です。
オーストラリアワーホリの帰り、「絶対に行ってきなさい。」というオカンの言葉に背中を押され、極寒-6℃の世界へ飛び込んでまいりました。今回はこの寒空の中4時間かけて撮った星空の写真をひたすら見せびらかしたいと思います。
まず、テカポ村の紹介からしましょう。
ニュージーランド南島のちょうど真ん中あたりにあるテカポ村。
テカポ湖を中心に周囲を山に囲まれ、晴天率が高いことからスターゲイジングにぴったりの場所となっているわけです。村でも生活の灯りを必要最小限にするなどして、星空の景観を保っているのだとか。意気込みが違いますね。
気候や地理的にオーロラの発生する条件は揃っているらしく、運が良ければ満点の星空と共に揺れる光のカーテンか拝めるかもしれません。
山上ってちょっと背伸びをすれば南極がのぞけちゃうくらい近い場所にあります。(んなわけねえだろって。)
有名都市のクライストチャーチやクイーンズタウンから車で行くのが一般的で、だいたいどちらからでも3、4時間ほどでつきます。僕も今回クライストチャーチ→テカポ→クイーンズタウンという王道ルートでニュージーランドを観光しました。
さてテカポ村ということで、観光地としてどれほどアミューズメントがあるのかというと......まーーーーーったくないのです。見るものが。
景色はため息が漏れるほどきれいなわけなんですが、とにかく娯楽がない。
中心部?も大きめのサービスエリア程度の設備しかなく、スーパーマーケット、カフェ、バーが何軒か軒を連ねているだけです。しかもWifiがほとんど30分制限....!!(ただでさえすることないのに....。)
写真スポットの「善き羊飼いの教会」もそこから歩いて10分ほど。
........2時間で観光が終わってしまった.....!コーヒーもさっき飲んだばかりなのでおなかはタプタプ。夜まで景色でも眺めていようか。
景色は本当にきれいなんだよなあ。ただ、2日でいいかなあ。夏だとトレッキングとかもできてまた違うんだろうけど。
待ちに待った夜が....!
20時くらいまでゲストハウスで時間をつぶし、いざ、この旅行最大の目的をこの目で見に行きます....!
ヒートテック、トレーナー、パーカー、パーカー、フリースの五枚重ねで防寒はバッチリ。相棒Nikonちゃんを携えて外にでます。吐く息が白い。
ぐわあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああまのがわああああああああああああああああああああああああああああ!!
こんなにくっきりと空に横たわった天の川は初めてです。
星が降るとは本当にうまくいったものです。空には無数の星がこれでもかってくらいちりばめられていて、あまりの数に、脳が事態を理解するのに時間がかかります。この景色を形容する言葉がない。隣に立っていたオージーにひたすらアメージングアメージングと話しかけていた僕でありました。
しかも、写真を撮っている間空を見上げると、流れ星がびゅんびゅんと落ちているのです。ひとつ、またひとつと間髪いれずに光って消えていくので、流れ星のありがたさを忘れてしまいそうになるくらいです。願い事が無限に叶う一夜です。
それにしてもこれほどくっきりした天の川はいつまで観ていても飽きないものです。
こんなに素敵な星空をたった一人で観ているのはいささか寂しいものでしたが...。
どうでしたでしょうか。写真だと画像が粗くなってしまっていますが、肉眼で見るこの空は誰もがきっと言葉を失うでしょう。ニュージーランドを訪れるときは、ぜひテカポ村を検討リストに入れることをお勧めします。
あと、できれば友達や恋人といくといいです。ロマンチックだから、というのももちろんですが、話し相手がいないと多少の暇地獄を味わうことになります。