カラフルな景観が世界遺産の町へ。
今回は、”地球の裏側” チリのある、カラフルアートな街並みが世界遺産の町Valparaiso(バルパライソ)を紹介します。
太平洋に面した町、バルパライソ。
2003年に「海港都市と歴史的な街並み」が世界遺産に登録され、「天国の谷」と名付けられたこの町は、首都サンティアゴより西へ120kmのところに位置し、チリ第二の都市といわれています。
日本と同じく太平洋に面した港町なので、街中では魚を売るマーケットやシーフードレストランが軒を連ねています。
あたりまえと言えばあたりまえなのですが、日本からちょうど地球を半周したところ、太平洋の向こう側にいる。というのは不思議な感じがするものです。
写真は野菜ですけども。
カラフルな町全体がアート!
そしてこの港町の魅力は魚だけにとどまらず。
ここが有名な観光スポットとして知られている理由は丘陵地全体に広がるカラフルな街並み!
家一軒一軒がパステルや原色で彩られていて、思わずカメラを向けてしまう風景が広がっています。
その家々をつなぐ道もまた色濃く手が加えられています。
階段はピアノに大変身。
こういう発想力って素敵ですよね。
なにぶん丘陵地で坂道が多いので小一時間ほど歩くと膝が笑ってきますが、様々なアートに魅了されてどんどん足を進めたくなります....。
地上から丘に登るにはAscensor(アセンソール)というケーブルカーを使わなくてはなりません。(この大きな町に5つほどしかない。)この車両からの景色もかなり見もの。
あとはひたすら歩くだけ。
バルパライソで印象的だった瞬間がありました。
カメラを首からかけて歩いていた時、1人のおばさまが近づいてきて言います。
「それめっちゃ危ないからやめなさい!すぐ盗られるよ(スペイン語)!」
....?(理解できない僕)
「だから!!カメラを外に出して歩かない!ここら辺は危ないんだから!」
....?あっ... Sí!CAMERA?!(カメラことだと気付く。)
そのあとはチリ人の友達が全部訳してくれたのですが(初めからそうしてくれ)、どうやら僕は観光客感まる出しでかなり危ない格好をしていたらしいです。
カメラを首から下げる、携帯電話を無防備に取り出す、はここでは御法度らしい。
言葉が通じないのにわかるまで話しかけてくれたおばさまの親切心に感謝しながらも、南米で最も安全と言われるチリでもこうなのか、と。
日本の、財布だけ持ってコンビニに行けるあの安全さはきっとどこの国でも共通するものではないのでしょうね。
一緒についてきてくれたAmigosに感謝。