深夜特急は腰が痛む。

卒業までに30か国いっちゃうぞ!(いま19)

シェアハウス生活記

「海外暮らしだったら~、あれもできて~♡これもできて~♡!最高じゃん♡!」

海外で暮らすってやっぱり憧れるもんですよねえ。

僕たち日本人は映画やドラマから海外の文化を大量に摂取しているもんだから、海外の生活をリスペクトしまくり。いつかは狭い日本をでていく!なんて考えがちなもんです。

 

そんななか、近頃はワーキングホリデーなんかで簡単に1年間 (国によって2年間) 海外で生活できちゃうんですから、素晴らしい世の中になったもんです。

 

僕もそんな日本人のうちの1人なもんで、ワーキングホリデーを使いリアルタイムでオーストラリアはシドニーに暮らしております。

しかし実際こっちに来てみると、思い描いていた理想はなかなかかなわないのが世の常でありましょう。映画のようにパツキン美女と恋に落ちるなんてことはそうそうないわけです。

 

そこで、僕がこの8か月間経験してきたリアルなの海外生活を知っていただきたく、この記事を書いているわけであります。

 

もちろんネガティブなことばかりでなく、良い面も悪い面も含めてつらつらと書いていこうと思います。

今回はその中でも "住" についてお話します。

 

 

憧れのシェアハウス?!

ワーキングホリデーでオーストラリアに来るたいていの人が暮らすことになるのが、FlatshareRoomshareという形態。いわゆるシェアハウスってやつです。日本ではいまだ一般的ではありませんが、オーストラリアではシェアハウス形式で暮らすことはあまり珍しくなく、現地の学生を含め、ワーホリや留学生はほとんどマンションの一室で共同生活をしているようです。年齢層としては稼ぎが少ない学生の世代が中心ですが、40歳でシェアハウスしている人もいてもなんら不思議ではありません。

 

テラスハウスの影響なのか、僕はかなーりこのシェアハウスに対する期待値が高いものでした。多国籍環境♡異文化を知れる♡ルームメイトと恋?♡、などなど、自分で勝手に思い描いた想像は止まることなく無限膨らんでいくもの。

 

しかし実際暮らしてみると、その生活はもちろん楽しくもありますが、理想とは程遠いもの。お金、ルームメイト、清潔さ、便利さ、妥協の連続なわけであります。

日本の、毎日ママンがご飯を用意してくれて、毎日自分の部屋で快眠し、好きな時に好きなことができる超スイートな環境とは違い、ちょっぴりビターな生活なのです。

 

良くも悪くも刺激的な毎日です。

 

安さをとるか、清潔さをとるか。

大都会シドニー。ここで理想通りの部屋を見つけるのは無理といってもいいくらいです。もちろんお金があれば一瞬ですべて解決できるのですが、週に300ドルはかかるであろう家賃であっという間に財布はスッカラカン

自分の予算を考えて、できるだけ安い家賃と、自分が耐えうる最小限度の清潔さとのバランスをすりあわせていくしかありません。

ロケーションももちろん考慮。なにかと便利なシティーを選ぶか、閑静な住宅街をとるか。

 

 

僕が住んでいるのはシティー中心部の駅から徒歩3分家賃は週130ドルのマンション一室シェア。ジム付きで、13階のバルコニーからはビルの夜景が一望できる、という環境です。

 

 

 

めちゃめちゃいいじゃん!って思うでしょ?まあ、この高待遇には理由がありまして。

 

まず、これが簡単な部屋の見取り図です。

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わかってほしいのが、僕は部屋で寝ていないということ。

これが噂のリビングシェアってやつです。格安な家賃と引き換えに、自分の部屋を与えられず、共同スペースに寝泊まりする形態です

 

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右下が僕の寝ているところ。

 

バスルームはいつも異臭が漂い、コバエが飛び回り、キッチンはゴキブリが群れをなす空間に仕上がっております。

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食器は全部共用。

 

 

しかも10人で一室をシェアしているので、机は汚れ、冷蔵庫はぎゅうぎゅう詰め。

夜になると全員が夕食を作り始めるからキッチンは新宿駅並みの混雑。朝は基本うんこできずに家を出ます。

 

 

かるく誇張した気もしますが、だいたいこんなもんです。

 

リビングでの団らんは時に12時以降まで続くので、リビング生活者はみんなが寝静まらないと眠れない、なんてこともしばしば...。

 

どうです、まず、この安さの理由がわかっていただけたでしょうか。オウンルームがほしい!と願いつつもお金を考えると難しいものなのです。ドラマで見るような、すべてピッカピカの家なんてそうそうありません。

 

しかし、そうとわかってしまえばそれまでのこと。

お金をしっかり考えて、それ相応に暮らしていると思えば苦にならないものです。ロマンチックな生活ではないけれど、地に足付けて生きています。

 

 

10人いるけど基本バラバラな生活

まず一緒に暮らしている人の内訳をいいますと、日本人2人、フィリピン人4人、台湾人1人、ベトナム人3人です。合計10人。

 

僕の想像していたシェアハウスだと、朝はコーヒーをつくり、起きてきたルームメイトと一緒にシリアルを食み、Have a nice one!とか言いながら仕事に出かける。夜はルームメイトと食材を分け合いながら一緒にディナーをつくり、出来上がったものをほおばりながら人生について語り合う。そんなロマンチックな生活でございました。毎日英語で会話できちゃう!!

 

ところがどっこい。実際暮らし始めると、

 

人と会わない。

 

10人と暮らしているのがうそのよう。昼間は家に誰もいません。

 

それもそのはず、全員学校であったり、仕事であったり、それぞれみんな自分の生活を持っているのです。だから家を出る時間も帰る時間もバラバラ。ご飯もそれぞれ作ってそれぞれの時間で食べる。家は食べて寝るだけの場所って感じです。

 

一緒に暮らしていて、会えば挨拶や世間話はするけれど、過度な干渉はしない。ルームメイトと長話をするのは週に2、3回ほど。

だから恋愛に発展なんてアリエナイ。

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夜7時。食事時なのに部屋はガラ―ン。レストラン組はみんな仕事中。

 

 

でも最初は寂しいけれど、これ、意外と長く暮らす分には楽でいいんですよね。

慣れてきちゃうとこのくらいの距離感がしっくり来ちゃうくらい。

一緒に住んでいるけど、勉強したり、映画見たり、本を読んだり、一人の時間も欲しいから。そして、話したいときに声をかければそこで会話はできるし。

ときどきだけど、一緒に夕食も食べたり。

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後ろのフィリピン人2人は料理がうまくて、たまに作ったものをこうやって恵んでくれる。

 

 

ロマンチックとはかけ離れてるけど...このくらいがちょうどいい。って距離感がいつもある。

 

外国人との生活はいつもいいことばかりではなく...。

暮らしながら異文化交流!日本とはまるで違う文化をもつ人たちと食う寝るをともにするのはなかなか貴重な体験で、エキサイティングな響きがします。

 

自分とは異なる価値観に出会い、視野を広げる。なんて口にしちゃえばかっこよさげなこといくらでもいえるわけですが、実際にそれを体験するとすべてがいいことばかりではなく。

 

ヨーロピアン系と暮らすと、毎日ホームパーティーが当たり前。深夜まで騒ぎ倒し飲み明かしで、基本夜熟睡できない日本人に大勢あったことがあります。最初の1週間ほどは一緒になって飲めるけど、それ以降くらいからだんだん苦痛になるらしい...。

 

めちゃめちゃフレンドリーだけど基本マリファナ吸ってるブラジリアンと一緒になり、部屋がマリファナ臭くて2週間で引っ越したり...。

 

自分の今暮らしているところもそうです。フィリピン人は毎日のように家族や友達とテレビ電話。陽気であんまり周りを気にしないから深夜まで笑い話しているときも..。

 

などなど、文化の違いって時にかなりイライラさせられることもあるものです。

すべてが言われているほどいいものではないのです。

 

しかし、それはただ、違う。という話。良い、悪い、と決めつけるのは愚かな考えです。日本人からしたら信じられないし、なんで?は?みたいなこともしょっちゅうですが、これもまた一興と思える心が大切ですね。だからこそ、海外にいると日本人としてのアイデンティティがものすごく強くなります。

 

それでいて、やはり良い面ももちろんあります。フィリピン人の家族大事な習慣は見ていて大事だなって思うし、ブラジリアンのただただ陽気でいいやつっぷりには驚かされます。

 

時に学び、時に、あーやっぱ僕日本人だわー。って思うのがこの生活ならでは。

 

 

 

けっしていいことばかりではない、シェアハウス生活。

これからワーホリに行く人がこれを見て、過度な夢をそぎ落としておいてもらえたら幸いです(笑)でもなんだかんだ楽しいですよ、この生活。