わくわくさんのにっき

おかねもじかんもあるおとなになる

タイ土産はなんでも揃う!バンコク『週末マーケット』

性懲りもなくまたタイに行ってきた僕です。

今回は、前回投稿の『トランジット旅行』の続きで滞在してきました。

前回投稿はこちらから↓

subarism.hatenablog.com

 

 

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まえに訪タイが30回を超えている無類のタイラー(マヨラー的な)にお会いしたこともあるので、まだまだタイ好きの青二才って感じですが、それでもこの歴史あふれ未来輝かしい国の虜になっている僕であります。

ひとえにタイといっても見所がありすぎてとてもとても書ききれません。旅行でバンコクだけでも一か月は滞在できるくらいです。

 

 

 

しかし今回は観光スポットを紹介するのではなく、むしろ観光が終わったあと大事な、お土産を買う場所についてです!

 

愛しの恋人にネックレス。家族と友達にはバラマキ土産。

素敵なお土産を買いたいんだけど、どこで買えばいいのやら。バンコクって夜市や路上マーケットがありふれているから、かえって迷うんですよね。

明日行くところはいいのあるかも、って期待しておいて同じようなものしか並んでいないなんてよくあること。

 

チャオプラヤ川のほとりに数年前にオープンしたアジアティークというお洒落なマーケットに行くのも一手。

www.bangkoknavi.com

ここは雰囲気も物もおしゃれ感かもし出ているので、ちょっといいものを買うにはもってこいの場所かもしれません。有名な観光地なだけあって、少し価格も商品もツーリスト向けです。

 

 

 

しかし、「友達には偽物のブランド品でいいっしょ!」「もっとチープな、タイを感じられるもの!」「とにかくムエタイパンツ!」という人にうってつけの市場があります。

 

ローカルだらけの週末マーケット。

BTSモーチット駅から歩いて2分くらいのChatuchak(チャトゥチャック?)Marketは毎週週末だけに開催されるマーケットで、なんとその規模は東京ドーム2.5倍

 

 

 

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バンコクBTS・MRT・ARL路線図 - さくらサービス

左上がモーチット駅。中心部サイアムからもそう遠くはないです。

駅からは、人の流れに沿っていけばすぐに着きます。めちゃめちゃ人が多いからスリに注意。リュックサックは前掛けにしておくのが安全です。

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考えつくものはすべて売られていて、古着、化粧品、絵画、工芸品、時計、香水、服飾雑貨、帽子、靴、バック、家具、と、品ぞろえは豊富豊富。

 

 

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タイ版ドン・キホーテみたいな感じ。

 

 

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一応区画分けはされているみたいでエリアによって売られているものが違うんだけれども、基本的にごちゃごちゃしてるから関係ないです。

そして一度行った場所には戻ってこれない。と言われるほど入り組んでいるので、気になった商品はその場で買うのがベターです。安いからお金を心配する必要もなし。

 

私自身、偽物ポールスミスのパンツ大量売りを見つけて、後から買おうと思い直したのですが、2度とそのお店にはたどり着けませんでした。

 

 

 

このマーケットの良さは、タイ人が非常に多いということです。もちろん旅行者もかなり多いのですが、ローカルの人が普段利用する場所なだけあって値段はものすごく良心的。さらに相当な雑多感、ごちゃごちゃ感を味わえるので、いるだけで本当に楽しい場所です。アジアティークとは対照的なマーケットなので、両方行くとより面白いかも。

 

さらに古着の量が半端なく多いので、大学生古着ラバーズにとっては天国の様な場所かも知れません。素敵な掘り出し物が見つかる可能性アリ。

 

あとは偽物ブランド品が豊富(ラルフローレンのシャツやディーゼルのパンツなどなど)に取り揃えてあるので、バラマキ土産に買って帰っても〇。

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もちろんタイのアリババパンツや象の置物、スカーフや芳香剤など、いわゆる「タイ」といったお土産もしっかりあるのでご心配なく。

 

 

 

かーなり大きなマーケットなので、最終日に荷物を背負いながらの買いものは避けたほうがいいです。市場内は狭いので人にもぶつかるし。(僕は前回のタイ訪問で最終日にここを訪れて後悔した思い出があります。)

中にはタイマッサージ屋やレストランもあるので、ゆっくり休みながら回れば半日くらい潰れてしまいそう。

 

まさになんでもある場所なんです。

 

暑い、湿気強い、人とぶつかりまくる、の環境で体力はもっていかれますが、辛抱強く歩き回ればきっとお気に入りのお土産をゲットできる!

 

皆さんも、是非週末にバンコクに滞在する時があれば、週末マーケットを訪れてみてはいかがですか?

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夕方には閉まってしまうので、お昼前後に行ってくださいね!

 

こんな粗ブログより見やすい解説はこちらから笑

www.bangkoknavi.com

 

『1旅行で4か国!』トランジット旅行のすすめ

時間はあるが金がない学生たちへおすすめの旅

 

LCCで格安旅行..!の波が本流になって来た最近ですが、航空券買う時に少し気になるのが乗り換えの経由地じゃないですか?

韓国/インチョンで7時間.....

台湾/タイペイで4時間...

香港で...タイで....などなどよくあることです。

 

値段に気を取られてチケット買ったものの、乗り換えのために5,6時間空港で待機なんてたまにありますよね。ついつい普段読まない自己啓発本なんか手に取ってみたり。

なかなか時間潰すのって骨が折れるんですよね。

 

 

僕も今回アメリカへ旅行に行って来たのですが、航空券を選ぶとき、安いチケットはどこも乗り換えが必要でした。(無論お金があるなら直行便でブーン♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)のほうが圧倒的に楽ですが。)

 

 

北京で5時間トランジット...。

 

こっちは7時間...7,5時間......。

 

 

うーん....。マカオで6時間かあ..。

 

と1人パソコンの前で膝を抱えていると、

 

 

北京(乗り換え)14時間 の文字が。

 

 

 

 

........( ̄^ ̄)14....?

 

 

 

 

 

 

 

 

.......( ͡° ͜ʖ ͡°)!!!これはこれでアリなんじゃ...?

 

逆に、14時間なら外でて観光できる? 

 

 

北京って他の国を抑えてでも行きたい場所ではないのですが、行けるなら行きたい場所ではあるんです。 乗り換えの間14時間だけ観光できれば十分おなかいっぱい。

 

これを逃さぬ手はないです。 

そして迷うことなくチケット購入。

 

 

ということでロサンゼルスへ向かう途中、朝6時から夜9時までの15時間観光に行ってまいりました。

 

経由地①:中国 / 北京

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朝8時に天安門駅に到着。通勤ラッシュの北京地下鉄はなかなかしんどかった。知らないおっちゃんに中国語でずっと話しかけられてきつかったし。

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道がほんとうに広い。中国という国の大きさを感じる。

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天安門広場着。ただ広くて殺風景な広場。ここであんな事件があったなんて。と歴史に浸る。

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 毛さんの肖像画が猛々しいです。

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突然出て来た軍服の人たちにビビってカメラを思わず落とす僕。

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広場の外にでると、街はなんだか寂しげな雰囲気広がってた。

おっちゃんからソーセージ的なものを買う。

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目抜き通り王府井でランチ&ウィンドーショッピング。 土地が広いからなのか、人がいても土地が閑散として見える。

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出店街で食べ歩き。 活きサソリとか昆虫系も売ってた。(食べる勇気はない)

 

 

こんな感じの半日を送り、LAへ向かうのでありました。

 

聞くところによると、半日で北京から万里の長城へ行けるそうです。飛行機乗り遅れたら怖いので行きませんでしたが。

 

思っていたより魅力たっぷりだった北京。

 

たった一日でも有名なところは見れた気がする。

 

帰り道でももちろん乗り換え

 

行きがあれば帰りもあります。

帰りの航空券も取らねばなりません。

しかしまあ、ニューヨーク➡シドニー(直行便)のなんと高いこと。

 

どれもこれも80000円オーバーばかり。Ugh

 

うーん。どうしよ。もうちょっと安いのは?

 

 

ニューヨーク ➡ タイ / バンコク(4h)➡ シドニー:60000円。

お、いいじゃん。これよこれ。

でもせっかくならタイに何日か泊まりたいよなあ。(ちなみに僕はタイLOVEなんです。)

 

 

じゃあ、一回タイ行きのチケット買って、そこからもう一枚シドニー行きを買えばいいんじゃ?

キーボードを、カタカタカタカタ。

 

ニューヨーク ➡︎ 経由:ロシア / モスクワ(14h) ➡︎ タイ:35000円。

タイ ➡ シドニー:30000円。計65000円。

 

( ͡° ͜ʖ ͡°).......なんと!!!!!!!

 

 

ろろろロシアなんて全く行こうとも思ったことのない国でしたが、しかし、ここには1日だけ行けるチャンスが...!

しかも、合計して直行便よりも安い!!!

 

このチャンスは逃さぬ!

ということでまたも即座に購入!!迷いはありませんでした。

 

 

おそロシアと呼ばれる国はどれほどおそロシアなのかこの目で見てみましょう。

いざ、朝8時から夜10時までのモスクワ観光へ。

 

経由地②:ロシア / モスクワ

 

 

 

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ロシアの映像が流れるたびにでてくる、この教会へ。

おとぎ話からそのままでてきたような感じ。

 

 

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レーニンさんが眠っている赤の広場。風が吹くと動けなくなるほど寒かった。

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基本パステルの街並みや、

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やはりパステルな街並み。

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街中に突如現れる真っ白い教会や、

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地下鉄の近くで暖をとる鳩たち。

 

 

いやいや、ビューチフルなんですよロシア。

もっと殺風景な街並みを想像してましたんですが、街全体は色も雰囲気も明るかったです。ただ、本当に土地が広く道路も幅があるので、どうしても閑散としているように見えちゃうんですよね。

 

しかし顔を上げられないほどの寒さと強烈な時差ボケでノックアウト。そうそうに空港へ戻ってNetflix観てました。

 

経由地③:タイ / バンコク

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そしてタイで夕日を鑑賞。

ロシアとの気温差が30℃以上でずっとへばってました。

タイについては次の記事で書きます。

 

 

そして長旅は終了です。

もう一度言っておきたいのですが、今回紹介した3つの国はメインではないのです。

ただのトランジットで3か国街歩きなんて贅沢でしかないです。

 

しかも直行便よりも安い航空券を買ってここまで出来てしまうんだから、こんなのお得でしかないでしょう。(まあ滞在費や食費やなんやで結局お金はかかるんですけどね笑)

 

 

このトランジット旅行の楽しさは『あえて旅行で行く国ではない』という国にふらりと立ち寄れる身軽さです。半日であればホテルのことを考えなくてもいいので、いろいろ調べる必要もなし!

「あー本場のボルシチ食いたいわ。ちょっとロシア寄ってこ。」の感覚でいいくらいです。

 

 

しかも、ちょっと立ち寄ると意外と興味惹かれることが沢山あって、「今度はちゃんと行きたい。」って思うようになります。

おかけで北京もモスクワもいままで自分の思ってたイメージがガラッと変わり、もう一度行きたいと思うようになりました。

 

 

トランジット旅行。想像以上におもしろいです。

次の海外旅行では、あえて10時間以上の乗り換え時間を作ってみては?

ここに行く途中に、どこに行こうかななんて考えるのも楽しいもんです。

 

 

 
 
 
 
 
 

日本人による日本嫌い「日本人って~。」

日本人あふれるシドニーで。

 

海外留学、ワーキングホリデーが学生の間でも社会人の間でも浸透してきつつある日本。

「海外で暮らしてみたい!」そんな思いで新しい世界に飛び込む人も、

「旅行でいいから外の文化に触れたい。」と海外旅行にいそしむ人も大勢います。

最近『外へ』志向の日本人が増えてきましたよね。

 

僕がいま暮らしているオーストラリアも2017年からワーホリの年齢上限が35歳に引き上げられるそうで、これを機にますます多くの日本人が新しい環境に飛び込んで行くのでしょう。

首都シドニーには日本人を含め非常に(本当に)多くのアジア人が暮らしていて、中心地 の" シティー " と呼ばれるエリアともなると、白人系よりもアジア系の人の方が断然にに多いです。 街を歩いているとまるでアジアのどこかに来たかのような錯覚に陥ります。どこからか日本語が聞こえてくる...。なんてのも普通のこと。 

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語学学校ともなると、時期にも寄るでしょうが、日本人が圧倒的に多い。僕の通っていたところでは4割ほどの生徒が日本人なんて時期もありました。
おかげにホームシックにならずに済みましたね。日本人に囲まれて生活していましたから。(笑)
 

日本人って~だよね。

 

こっちで生活を始めて3か月ほど経ち、日本人の友達がたらふくできた頃。みんなでかたまって話しているとお決まりの話題になります。
 
「日本人はマジで自分の意見言えないよな。」

「いや~日本人ってシャイだよな。」

「日本人って集団でしか行動できないよね。」

「てかまじ敬語とかいらなくない?英語にないじゃん。」

 
日本ですらよく耳に挟む "日本人はほんとダメ" 話海外熱に吹かれた現代の若者を中心に、自分はまるで日本人ではないかのように振る舞い、日本について批評する会話。
 
この風潮、海外にくるともっと激しさを増します。 

「日本のウエイターは接客ロボット。こっち(オーストラリア)みたいにお客さんとスモールトークしたいよね。」
 
「日本人って全然英語話せないよねwwww」
 
「こっちの人のフレンドリーさいいよね、誰にでも近づいていけてさ。」

何度も何度も何度も何度もこの手の話で暇つぶしをしています。
たぶん多くの日本人がこの手のトピックを聞いたことがあるでしょう。
しかも必ずしも間違っているわけではないんですよね。納得できちゃうのが悔しいんです。
 
 
でも、海外で日本人のぼくとしての意識が強くなるうちに、自分たちが自分たちのことをけなしているこの状況にただただ悲しみを感じるようになったんです。
 
同時に、「なんで日本人はここまで自分たちをディスるだろう?」ってふと考えてみたんです。
 

『欧米スタンダード』に侵された僕たち。

 

そこでまず初めに思ったのが、僕たちが「日本人って~。」って言うまさにその瞬間、その文脈は、日本人と何を比べているんだろう。ということでした。

 

答えは一瞬、まあ欧米系(白人系)ですよね。

 
この手の話をするとき、僕たちは無意識に彼らを引き合いに出して、彼らに対していかに日本人がネガティブか、を考えている場合が大半ですよね。(なんか堅苦しい言い方ですが。)
 
 

じゃあ、なんで比べるんだろう?
軍事力が強大だから?経済的に発展しているから?
 

そんなのは全然関係なし。理由はシンプルに、欧米系の人がルックスがいいから彼らの文化に憧れているから。な気がします。

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青い瞳に高い鼻。男性は背は高く筋肉質。女性は大きい胸に長い脚。 
 
海外映画や海外ドラマが日本に輸入されるようになって、完璧なルックスの男女がおりなす完璧なラブロマンスに僕たちは完全に魅了されちゃいました。

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UNIQLOの広告を見るたびになんだか不公平な気持ちがするもんです。
 
 
もはや僕たちの頭の中は欧米への憧れでいっぱい。無意識のうちに脳みそが欧米基準になってしまっていて、海外感=クールの美徳が出来上がっちゃってます。
 
欧米ファッション、生活スタイルから教育、福祉制度、政治、個人のパーソナリティまで。隣の芝生は青く見えるというかなんというか。アメリカの教育制度やっぱ最高だよね~。多文化だよ、学年関係ないよ、なんてね。
 
 
僕も大学生になると無駄にアメリカンイーグルやアバクロを身に付けたがったもんです。(あれ本場アメリカだと高校生ファッションなんですってね。)
 
現実、僕の足は短く、道路の舗装はレンガでなく、スーツがあんなに似合わない。


この、欧米人への憧れが日本人による日本人ディスりを生み出している、といってもあながち間違ってはいない気がします。僕もあんなおしゃれな街であんな美人とコーヒーをしばきたい。と思ってしまうのです。
 

でもここまではちょっと考えたら
「まあ、しゃーなしやん。事実やし。で、なに?」って話ですきっと。
なので話は続きます。
 

コリアンズ イン シドニー


でも結局、この欧米人に対する劣等感(コンプレックス)ってアジア人みんな持っているもんなんだろうな~。と思っていたとき、ある二人組のコリアン男児が目に留まりました。

9分丈のスラックス...ハイテク系スニーカー...ゆるいビックT...前髪をおろしたコリアンカット....

間違いなく韓国で出会う韓国人がそこを歩いていました。
それ以来街を歩く韓国人に目をやると、彼らはこっちに来てもコリアンスタイルを保ち続けていることに気づきました。 コリアンは一瞬でわかる。

日本人はかなりこっちのスタイルに憧れてファッションが変わるのに...
(急にTシャツがぴちぴちになったり、前髪を上げたり、化粧がシンプルになったり...etc..)。☜自分も例外じゃない...

そこでさっそくクラスメイトにインタビューです。WHY?
 
するとこう返ってきました。
「僕らも憧れはあるよ。こっちに来て筋トレ始めるやつもいるしね。でも今Kpopとかのおかげで韓国の文化やらファッションやらって結構海外輸出されてるし人気じゃん?え、人気っしょ?コリアンファッション。てか気にしないよ。僕の韓国人の友達もみんなこうだし。」

何気ない回答ですが、個人的にはこれだよ、これ。って感じでした。この自信というか、図太さというか...強いアイデンティへの意識の欠如が日本人のあの劣等感を支えている気がした瞬間でした。

一度気づくと視界が広がるものです。韓国人、中国人、インド人、ブラジル人..それぞれオーストラリアの生活に浸透しながらも各々のスタイルをもち、プライドを失うことなく暮らしています。彼らは彼らなりの美徳をしっかりもっているように見えます。
 
彼らに自分の国のことを聞くと、いつもプラスの返答があるんです。
ブラジルはみんな陽気とか、ドイツはビールが最高とか(さすがすぎる)、サウジアラビアは女が最高だとか、みんな自分の国を良くいうんです。
 
日本人だけなんです、狭いとか、就職大変とか、人が良くない、とか言うのは。
外のほうがいいよ。的な観念に取りつかれてしまっているんです。
 
 
 
僕たちはいまだに日本人としてのアイデンティティが強くないんですかね。 ブレブレというか。そのブレがスチューピットな、『世界は欧米スタンダード』空気を作り出しているんです。きっと。
 
 
さて、言うは易し。じゃあ、僕たちに必要なのは?
 

悪いとか良いとかで語るのではなく。

 
 
こうやって海外にでる機会が多いからこそ、僕たちは日本のことをもっと知らなきゃな、と思います。
 
海外にいて日本を再発見することもよくありますし、日本好きの外国人と話していると、自分自身日本のこと全然知らなかったと 思うことが多々あります。

私たちの美徳ってなんだろう...。答えは意外と身近にあったり...。


「日本人はマジで自分の意見を言わないよね。」 

例えば、これなんか、周りとの関係を大事にする文化で生きてきた日本人の強みともいえると思うんです。 「空気を読む」という概念それ自体の存在が日本文化の最たるもののうちの一つです。
海外のフレンドリーさとガンガン意見を言う積極性は時には僕たちのとってtoo muchだったりします。時に、うわー空気読んでほしい。と思うこともありますよね。

「日本人の接客は丁寧すぎてロボットみたい。」 
 
たしかに海外の接客は好きです。店員と客の敷居がまるでなく、気軽に話しかける空気は良いです。でも、僕はそれでも日本の接客は世界最高峰だと思います。完璧な接客を目指すおもてなしの精神は素晴らしいと思っています。
 
「日本人って全然英語話せないよね。」
 
長い話は割愛しますが、日本は高等教育までを母国語で行うことのできる恵まれた国なのです。それができない国は山ほどあるのです。海外への目が多くなった時代、日本人の英語力が批判されていますが、一つの国でたった一つの言語が使用されていることは素晴らしいことです。

 
 

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もちろん僕はここで、日本が完璧だと言っているのではないです。
僕は、僕たちは、しかし、日本人であることに胸を張っていいんだ。と思うんです。
日本は世界に誇る技術や文化、存在感をずっと培ってきたんです。

日本人としてのプライドをキープして、アイデンティティ土壌を深めつつ、外の世界からいいところを吸収していくのがベストです。そこにはgoodかbadの二つに1つで判断できるものはないのです。 


てか、そもそもずっと自虐してたら疲れちゃいますよ。
僕の子供が、自分の生まれた国の自虐ネタばっかり聞いて育ってほしくないですしね。
下の世代が、欧米基準に侵された日本じゃなく、世界に誇れる日本に誇りをもってくれる社会であってほしいです。

そして日本語が世界公用語になればもう英語を勉強しなくてよくなります。万歳